Forte Agentはoffline reader分類されるものです。

  1. 先ず、新規記事のサブジェクト一覧(購読したグループの)を取得し、
  2. 一旦電話を切ってから、どの記事(の本文)を読むかそこから選びます。
  3. 次いで、(再度プロバイダーに接続し)先程選んだ本文だけを取ってくるのです。
  4. 記事を読むのは電話を切ってからになります。
  5. フォローなど記事を書くにも電話を切った状態で書き、のちにまとめて送信します。
電話をつないだまま選んだり読んだり書いたりせずに済みますし、不完全なoffline readersのように購読グループでありさえすれば新規の本文を見境無く全部取ってきてしまうということもありません(そうさせることも出来る)。電話がつながっているときの動作は自動的に(即ち極力素早く)行われます。これにより、電話代を大幅に節約できます。

下のイメージは新規記事を調べにいった後の様子です。

この頁は画面の説明なので、是非imageを取得してください。なお、画面はwin-os2の下で撮りました。IBM版のWindows 3.1はシステムフォントをいじれるのがいい。これを見た或るデザイン志望の女性は「やられた」と悔しがってました(^o^)
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ここに挙げた画面では新規記事は赤い色をしています。その他の行は、過去に取得したサブジェクトですが、今回再度取得したのではなくパソコン側に貯め込まれていたものです。(本文まであるものは小さな文書アイコンが付いている。) つまりここでも電話代や時間を節約できます。本文まであるものは、新しく取ってきたものと同様、電話を切った状態で読むことが出来るわけですし、それを元にフォローも書けます。こうして読みとった記事は、news group毎に貯めとくもよし(ただし標準の設定では一定期日で削除される)、フォルダーを作って整理するのもよし。また、Forte Agent .99g以降ではlaunching URLsによりこれら蓄えられた記事を素早く検索できます。ただしForte Agentは文字列検索はとても非力です。しばしば外部に書き出して検索することになるでしょう。(Messgae List Paneで記事を必要なだけ選んで「File」→「Save Messages As」)

どの記事を読むかを選択すると書きましたが、一定の基準を与えて取得を自動化することも可能です(いわゆるwatch list。逆にkill listも作れる)。同種の「watch thread」も重宝するでしょう。

なお、使いこなすという点でも洗練されていると思います。たとえ機能は豊富強力でもインターフェースの設計が悪いと死蔵されますから。また、マウスなんてかったるいもの使ってられん、何でも素早く動かないと気が済まん、という人──筆者もそうだ──にも満足できるでしょう。(キーボードによるオペレーション。もちろんマウスで操作するのにも何ら制約はない。)

offline readerと書きましたが、もちろんonlineで(LANの常時接続で)使っても何ら支障はなく、そのままAgentの使い勝手のよさを満喫できますし、記事の蓄積もなされます。読みたい記事というのは気付いたときにはニュースサーバーから消えているものです。手もとに蓄積された記事はあたかもニュースサーバーから読んでいるかのごとく、(Message-IDにより)素早く検索できます

と、さんざんForte Agentを持ち上げておきながら、もしかしたら意外と早々にゴミ箱に行くかもしれない。そういう予感を与えてくれるのがAirCraft97である。筆者とoffline readersとの出会いの原点。当座の分類では「ニフティーサーブ用の、新しい、かつ何年も待望されていた自動運転ソフトの本命」であるが、目指すところはもっと遠大。

なお、上記画面では「thread」が一部乱れていますが、これはnews serverの設定の問題です。


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